MI3とスーパーマン
2006年 08月 19日
MI3である。
あまり期待していなかった。なぜなら長編ものは3作目ぐらいで大ごけすることが多いからだ。その最たるものは「ランボー3」であった。放映初日に友達と観にいったのだが、観客は十数人程度だった。思えば、スタローンからもシュワちゃんに時代が移った時期である。
しかし、予想を反し私にはMI3は非常におもしろかった。現代はスパイが活躍できる場所が少なく設定に苦慮したろうが、トム・クルーズはがんばっておった。走りまくりである。あの年ですごく元気。見習わなくてはならない。ほとんど中だるみはない。単純にアクションシーンがおもしろかった。ただ「スパイ大作戦」という設定はあまり関係ないみたい。「イーサン・ハント危機一髪」てな感じ。
そして、今日は家族で「スーパーマン」である。これならPOOも観れるだろう。
41歳のわたしにとって、スーパーマンはクリストファー・リーブである。(亡くなってしまった、残念)レックス・ルーサーはジーン・ハックマンであり、スーパーマンの父はマーロン・ブランド、ロイスはマーゴット・キッダーだ。
しかし、ジョン・ウィリアムスのあのテーマが始まったら、そんなことは関係ない。懐かしいメロディー。
新スーパーマンの役者は非常にかっこよかった。リーブの方がマッチョだったが新スーパーマンは繊細さも表現できていた。 特撮のスケールは前作の比ではない。前シリーズは70年代の後半から制作が始まっており、超人のとてつもない能力を描くには特撮技術が追いついてなかったと思う。現在の技術ならスーパーマンもやりたいほうだいである。
ただ、主人公が超人過ぎると物語の組み立ては苦労も多かろう。おまけに対象は子供も含むから、どぎつい描写は制限され表現にも制約が多い。MI3のようなシナリオはスーパーマンに使えないのだ。
残念ながら、話の途中での中だるみがとても惜しかった。
しかし、スーパーマンは、観ていて安心な勧善懲悪ドラマである。それでいいのだ。
バットマン、スパイダーマン、超人ハルク、Xメンなどアメコミヒーローはどんどん映画化されていく。そんな彼らで超人対決をすれば、やっぱりスーパーマンが一番強いのだろうなあ。スーパーマンは地球人じゃないしね。